タイの村における農業が担う公共性やそのサービスについて

農業

サワディーカップ!

タイのルーイ県現地農場にて毎日農作業している栗田です。

 

農業が担っている役割というのは色々あります。

 

当たり前ですが、まずは「食」

 

毎日食べている野菜やお米は農業を通して作られています。

 

 

次に環境

 

農業をするとその土地の環境を良くも悪くもできます。

 

山を切り開いて開墾することで生態系が崩れ、農薬と化成肥料によって生物が生きられない土地へと変えることもできます。

 

それとは逆に、その土地の環境を壊さず、生態系を維持しながら農業を行うことも可能です。

 

 

さらに、ルーイ県現地農場では公共性も農業が担う役割の一つとなっています!

 

今回は、農業の公共性について書いていきたいと思います。

 

 

農業で使われている水と生活で使われている水は同じもの

 

ルーイ県では今、雨期から乾期に変わる時期です。

 

この時にしなければならないことは、乾期に備えて水を確保しておくことです。

 

そのために、農場では雨期の時に降った雨を貯水できるため池があります。

 

 

この水は農業用水として使われますが、村の生活用水としても使われています。

 

各家庭に配管が通っておりこの池から水を分配しています。

 

 

もしも水がなくなるようなことがあれば、それは村人全員が生活できなくなることを意味しています。

 

 

ライフラインである水を守るために修繕活動を行う

 

水が無くなると村人全員が生活できなくなる

 

それを防ぐためにため池を囲む堰を頑丈にしたり、水漏れを抑えなくてはなりません。

 

ということで、先日現地農場で働く農家さんと一緒に排水口付近の修繕活動をしてきました。

 

修繕活動に使ったのはこれです!

 

 

そう、土嚢です!

 

これを、排水口付近へと敷き詰めていきます。

 

 

土嚢を積むことで水をせき止めている板の強度を上げ、横からの水の浸入を防ぐことができます。

 

そして、板から漏れていた水も袋を使って抑えるようにしました。

 

 

これで水漏れを防ぎ、無駄な水が流れないようにすることができました!

 

 

農業の公共性とは、そこで暮らす人々の「生活」を支えること

 

袋に土を入れるとこから始めて、重い土嚢を手で運び、一つ一つ手で敷き詰めていきました。

 

この作業でかかった人件費はAWEから出ています。

 

なぜこの人件費を出す必要があるのか。

 

それは、その村で無農薬有機農作物を栽培し、環境を良くし、そしてインフラ整備までも担う存在になっているからです。

 

そして、AWEという会社がいかに村に溶け込んでいようとも私たちは部外者です。

 

土地を使わせてもらい、貴重な水を使用しているのであればその村に住む人たちに迷惑をかけてはいけません。

 

水がなければ生活できませんし、作物を作ることもできません。

 

「水」という生きていく上で欠かせないものを守る活動も私たちの大事な仕事の一つです。

 

 

なので、農場で使う水もそこで暮らす人たちの生活に関わっているんだと考えると無駄にはできないなと改めて感じました。

 

栗田

 

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農業海外で農業する人へ
この記事を書いた人

大学卒業後、青年海外協力隊として2年2ヶ月間アフリカのタンザニアへ!

帰国後はタイにて無農薬有機栽培による生産!

ゆくゆくは、農業ビジネスでアフリカにて新規雇用創出と食糧問題の解決へ。

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