日本の技術がそのまま国外で通用することはないというお話

農業

サワディーカップ!

タイのルーイ県現地農場にて毎日農作業している栗田です。

 

日本人が海外で農業ビジネスをして失敗に終わったという話はよく聞きます。

 

大抵は日本の技術をそのまま持ってきて、日本のやり方で進めてしまったがために失敗に終わるというケースが多いです。

 

日本で当たり前だと思っていた仕事のやり方、進め方が国外では通用しないことがあります。

 

色々な原因がありますが、今回は「種子」という観点から書いていきたいと思います!

 

 

販売されている種子のパッケージが異なる

 

何かを栽培する時、当たり前ですが種から育てます。

 

私たちが普段食べている野菜もそうです。

 

では、その種のパッケージを手にとって見たことがあるでしょうか?

 

日本のパッケージ

 

 

これは日本で売られているネギの種です。

 

この裏側はどうなっているかというと、、、

 

 

栽培方法が書かれています。

 

そして気になるのは、栽培地域と栽培時期が明記されていることです。

 

日本は南北に長いので、北海道と沖縄では当然気候が違います。

 

ですので、種を蒔く時期、収穫する時期を気候に合わせて考えなければなりません。

 

 

 

こちらはトウモロコシの種です。

 

裏側は、、、

 

 

こちらの方がわかりやすい表記ですね。

冷涼地、中間地、暖地と地域ごとに栽培時期が書かれています。

 

 

・栽培方法が書かれていること

・栽培地域によって栽培時期が異なること

 

 

多様な気候を持つ日本ならではの表記だと思います。

 

 

タイのパッケージ

 

ではタイの種子のパッケージはどうかというと、こちらはタイ料理でよく使われる唐辛子の種です。

 

 

そして、裏側。

 

 

栽培方法というよりも種子の説明や種子の保管方法が書かれています。

 

そして、トウモロコシ。

 

 

 

こちらも種子の説明のみです。

 

このように国外のパッケージには、いつ栽培してどのような栽培をしたらよいのかは書かれていません。

 

 

そもそも気候が異なる

 

日本のように明確な栽培時期が書いてあるのは稀です。

 

それは四季豊かな日本だからだと思います。

 

では、その日本で培った技術は国外で通用するでしょうか。

 

タイでは四季は存在しません

 

その代わり雨季と乾季があります。

 

気候がそもそも違うのですから日本と同じ感覚で栽培するわけにはいきません。

 

 

日本で出来たのだから国外でも出来るはずという錯覚

 

環境が違うのにも関わらず、なぜか日本からきた人は日本の栽培と同じように栽培を始めてしまいます。

 

もしくは日本の技術をベースに物事を考えてしまいます。

 

そして、その土地で栽培している人のやり方を見て

 

「あれは間違っている」

 

という人がいます。

 

 

昔からのやり方が現代でも残っているということはそれなりの理由があります。

 

それは日本も同じです。

 

それは生きる知恵といってもいいかもしれません。

(おばあちゃんの知恵袋みたいなものです)

 

それを最初から否定していては、出来るものもできません。

 

では、実際の現場ではどうしたらよいのか。

 

 

日本の技術を疑う

 

 

まずは日本の技術を疑うところから始めなければなりません。

 

日本で受け継がれてきた技術や知恵は素晴らしいものだと思いますが、それは日本国内の話。

 

それが国外でも通用するかどうかは別の話です。

 

まずは現地の人が実践している技術を尊重して、現地の技術のよいところ、日本の技術のよいところを組み合わせることが必要だと感じています。

 

そして、日本の技術をベースにするのではなく、日本の技術は日本の技術として、タイはタイの技術として比較検討の材料にすればよいのではと思っています。

 

栗田

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農業海外で農業する人へ
この記事を書いた人

大学卒業後、青年海外協力隊として2年2ヶ月間アフリカのタンザニアへ!

帰国後はタイにて無農薬有機栽培による生産!

ゆくゆくは、農業ビジネスでアフリカにて新規雇用創出と食糧問題の解決へ。

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