サワディーカップ!
タイのルーイ県現地農場にて毎日農作業している栗田です。
前回の記事にて、AWEがこれから挑戦することについて書かせていただきました!

それと関連していることで、AWE生産管理部でも新たなことに取り組んでいます!
それは、『ブロフ(BLOF)理論』です!!
今回は、この理論を知った経緯とこの理論について書いていきます!
日本からの農業技術コンサルタント
このブロフ理論というものを知った経緯は、ある方との出会いきっかけでした。
それは、今年の1月に東南アジアを回っていた方々です。

この投稿でもありますが、彼らは日本で営農している方々です。
そして、その彼らが再びタイに来る機会があったので是非にと日本の技術を教わりました!
農業を科学的に捉える
日本の技術の高さは世界に誇れるものです。
特に、ものづくりに関しては世界でもトップレベルではないでしょうか。
その技術は日本の農業でも活かされています。
それが、『BLOF(ブロフ)理論』というものです。
BLOFとは、Bio LOgical Farmingの略です。
日本語では、生態系調和型農業理論と言います。
つまり、農業という今まで経験に頼るしかなかったものをロジカル(論理)と数字を使って科学的な視点から農業を行う、というものです。
今までの栽培と理論を取り込んだ上でのこれからの農業
この理論を取り入れるとどうなるでしょうか。
今までは、野菜が見せる反応を確認しながら栽培を進めていました。
花のつき方、葉の色、茎の太さなど。
その経験も大事なものですが、さらにこの理論を取り入れることで土の状態や植物の状態を理論でもって栽培できるようになります。
例えば、人間が生きていくためには三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)が必要です。
さらに、ミネラルやビタミンも必要です。
植物も同様に、生育に必要な三大要素(窒素、リン酸、カリウム)というものがあります。
そして、ミネラルやビタミン(微量要素)も必要です。
これらの栄養素をいつ投入し、どのくらいの量を入れるか。
タイや日本の農家に限らず、どこの農家でも今までの経験やマニュアルから、だいたいこのくらいだろうという感覚で投入していました。
それを、この理論を取り組むことで、今の土の中にある栄養素の量はこれくらいだから、投入する量は〜kgだ。
というように、現状を把握し、量を計算して有機肥料を投入するといったことが可能になります!
これによって、野菜にも土にも無駄のない栽培を進めることができます。
そして、土の物理性、化学性、生物性すらも科学の観点から改善しようとしています。
これらは、ブロフ理論の一端に過ぎません。
私も日々実践しながら学んでいるところです!
タイの経験をベースにしながら、日本の高い技術を学んで、そこから活かせる部分を取り入れて栽培していきたいと思います!
栗田
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