サワディーカップ!Chihiro(@chihiro1350)です。
『遺伝子組み換え作物(GMO)ってなんだか怪しい。』
『ゲノム編集された野菜って何?』
こう思っている人は多いと思います。
日本では、遺伝子が改変された作物についての情報が少ないと感じています。
知らないうちにそれらの野菜を食べている可能性も。。。
そこで、今回は遺伝子組み換え作物と最近話題になっているゲノム編集作物について書きたいと思います。
この記事は、こんな人におすすめ
・食の安全を考えている人
・遺伝子組み換え作物について知りた人
・ゲノム編集作物に興味がある人
遺伝子組み替え作物とゲノム編集作物の違い
遺伝子組み換え、ゲノム編集はどちらも本来持っている遺伝子を変えてしまうことです。
この技術を使って栽培された作物を遺伝子組み換え作物、ゲノム編集作物と呼んでいます。
では、この二つはいったいどんなものなのでしょうか。
遺伝子組み換え作物とは?
遺伝子組み換え作物は、別名GMOと呼ばれています。
現在世界で栽培されている遺伝子組み換え作物は、ダイズやトウモロコシ、パパイヤ、ワタなど。
作物がもともと持っている遺伝子に、別の遺伝子を埋め込んだり、交換したりする技術が遺伝子組み換え技術です。
特徴として、他の作物の遺伝子ではなく動物の遺伝子すらも作物に組み込むことができるということ。
その技術が使われた作物は、いろいろな耐性を持つことができます。
1、除草剤耐性(除草剤をまいても枯れない)
2、殺虫性(虫が作物を食べると死ぬ)
3、耐病性(病気に強くなる)
ゲノム編集作物とは?
『ゲノム編集』という言葉は、聞いたことがない人もいると思います。
これは、狙った遺伝子だけを削除したり、改変することができる技術です。
マウスの実験が行われたり、マラリアを媒介する蚊にこの技術が使われようとしてます。
そして作物でも同じことが起きています。
それは、作物の特定の遺伝子を削除したり、遺伝子が近い作物同士の遺伝子を交換など。
遺伝子組み換え技術との違いは、遺伝子が近いもの同士で交換するということ。
(例:収量が多いトウモロコシに、病気に強いトウモロコシの遺伝子を組み込むなど)
では、遺伝子組み換え作物やゲノム編集作物に規制はあるのでしょうか。
国による規制の違い
遺伝子組み換え作物は、24カ国、約1億8980万ヘクタール栽培されています。(2017年)
国別では、アメリカが栽培面積が一番広く、ブラジル、アルゼンチンと続いています。
日本では、栽培はしていません。
ですが、輸入量を見ると安心とは言えません。
遺伝子組み換え作物の輸入量と承認件数
トウモロコシは、9割
大豆は、7割
これは、日本が輸入している遺伝子組み換え作物の量です。
さらに、日本が承認している遺伝子組み換えの承認件数。
(出典:突出する日本政府の遺伝子組み換え承認件数)
世界の中でも、一番多く承認しているのが日本です。
つまり、いろんな種類の遺伝子組み換え作物が輸入できるということです。
ゲノム編集作物
EUでは、ゲノム編集作物も遺伝子組み換え作物と同じとして規制をかけています。
アメリカでは、規制されていません。
では、日本ではどうでしょうか。
ゲノム編集(遺伝子切り取り)されたものは遺伝子組み替えにはならないとされています。
目的の遺伝子だけを壊すことで起こる小さな改変については規制の対象外とする
安全かどうか
遺伝子組み換え作物にしてもゲノム編集作物にしても、本来あるべきものを交換したり、なくしたりするのですから、その影響はどこかに現れるはずです。
しかも、食事という毎日行うことで摂取するので長期的に考える必要があります。
ですが、そういった検証がされないまま承認されているのが実情です。
そして、日本はアメリカの後を辿ることが近年の流れとなっていますので、今後も遺伝子組み換えの輸入量と種類は増加すると思います。
ゲノム編集作物も遺伝子組み換え作物より安全なものとして、情報が流される可能性は大いにあります。
まとめ
知らない間に私たちの食が安全ではないものに置き換わっています。
食は自分の命と繋がっています。
どうしたら、自分の命を守れるか。
まずは、一人一人が考えるとこから始めていきましょう。
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