サワディーカップ!Chihiroです。
『日本の自給率って40%くらいでいつも低いよね』
『このまま自給率が低くて、もし輸入がストップしたらどうなるんだろう?』
こういった不安を持っている方は多くいると思います。
実際、日本の自給率は40%程度だと言われてきました。
ですが、実はこの自給率はカロリーベースで算出されています!
これは、他の先進国の中では日本だけです。
他の先進国では、生産額ベースで計算されています!
そこで今回は、『なぜ日本はカロリーベースで自給率を出して、低く見せるのか』について書いていきます。
この記事は、こんな人におすすめ
・日本の食料事情について興味がある人
・なぜ自給率は低いままなのか理由が知りたい人
カロリーベースの方が、政策を打ち出しやすい
日本の食料自給率は40%と低く、輸入が無くなったら国民が飢えてしまう!だから自給率をあげよう!といわれてきました
でも世界の中で自給率をカロリーベースで計算しているのは日本だけです
(他国は生産額ベース)なぜなら自給率を低く偽り、危機感を煽って農業政策を打ち出し、利権をとるのが目的
— おらが畑のマイフード@バンコク (@Myfood_Thai) September 21, 2018
日本だけがカロリーベースで算出しているのは、農水省にとって自給率が低い方が都合がいいからです。
国の予算を取れるし、政策も打ち出しやすい!
さらに、小学校の時から自給率は低いと教えられ、小さいうちから刷り込まれてきました。
では、他の国が算出している生産額ベースでは、どうなっているのでしょうか?
他の先進国と比べるとそれほど低くはない
(出典:農水省)
生産額ベースでは、日本は65%になります。
他の先進国と比べても、それほど大差はありません。
自給率を低く見せることで、農水省が利権を取りやすいというのはわかりましたが、それよりも気をつけなければならないことがあります!
新しい技術を取り入れやすい環境を作る
国民が、食料自給率は低いと認識しているとやりやすいことがあります。
それは、新しい技術の普及です。
例えば、
『自給率が低いから、より効率的な生産方法にしよう』
と言えば、遺伝子組み換えやゲノム編集などの新技術が取り入れやすいですよね!

自給率が低いからしょうがない、と思わせることができます!
では、自給率が低い理由を知って、私たちにできることはあるのでしょうか。
私たちにできること
自給率を低く見せる理由がわかると、私たちにもできることがあります。
それは、選挙のときです。
自給率の低さについて言っている人がいれば、危機感をあおっているのだとわかります。
国会議員を選ぶ指標になるということですね!
まとめ
自給率は低いことで都合がいいことをまとめてみます。
・農水省が政策を打ち出しやすく、利権を得ることができる
・新技術が普及しやすい
自給率が低く見せたいのには、理由があると知っていればその対処もできます。
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